「セサミンとは?」や「セサミンの原材料」でも解説しておりますが、セサミンと言えばやはりごまです。
セサミンはゴマ以外にも含まれており、例えば米や麦に含まれています。
しかし、米や麦は精米や精麦をおこなうことにより、セサミンも取り除かれてしまいます。
そのため、効率よくセサミンを摂ることの出来る食品はゴマということになります。
このゴマは、太古の時代、遠くインドやアフリカで栽培が始まったと言われています。
そしてローマやギリシャ、中国に伝わり、日本にも仏教と共に入ってきました。
奈良時代には既に日本でも栽培がおこなわれ、人々の健康を支えていたのです。
ゴマはセサミンが最も豊富に含まれている食品です。
しかしセサミンだけではなく、ゴマには様々な栄養素が含まれています。
例えばビタミンAやビタミンE、ビタミンB1・2・6が豊富に含まれています。
他にもナイアシン、カルシウム、マグネシウム、鉄分も多く含有されています。
そのため昔からニンニクと共にスタミナ食品としても重宝されてきました。
このゴマには白・黒・金の3種類があり、一般的に食用として販売されているのは白と黒の2種類です。
どちらもビタミンやミネラルの栄養素には大差がないのですが、
黒ゴマにはポリフェノールの一種アントシアニンも豊富に含まれています。
白ゴマにはアントシアニンが含まれていませんから、健康目的で食べるのなら黒ゴマがオススメです。
アントシアニンは、ブルーベリーなどに豊富に含まれている成分で、パソコンをよく使う方や、小さい字を読む方などに嬉しい働きを持っています。
サプリメントでも黒ゴマを原料としたものが多いようです。
ただ黒ゴマは白ゴマに比べて皮が硬く厚いという特徴があります。
そのためそのまま食べたのではせっかくの栄養素や有用成分を吸収することが出来ません。
ですから食品として摂る場合はすり潰して料理に用いると良いでしょう。
またフライパンなどでよく煎ると、有用成分が増えることも分かっています。